呼吸リハビリテーション研究会　会長　萩森康孝

所属；松山市民病院　理学療法士

資格：
専門理学療法士（内部障害）、認定理学療法士（呼吸）
3学会合同呼吸療法認定士、呼吸ケア指導士

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2020年7月25日
　当研究会は2006年に会が発足し、14年目になります。当研究会の目的は、愛媛県内での呼吸リハの普及と個々の能力向上です。活動内容として、①年間3～5回の勉強会開催、②数年に一度県外講師を招いた特別研修会の開催、③参加いただいた方に対して情報発信や意見交換などを行っています。COVID-19の影響で勉強会が出来ない日々が続いています。現在、頼りになるスタッフとWEB会議を行い、今後の会の在り方や勉強会の方向性について話し合っています。今までとは違った形でWEB方式での勉強会開催に向けての準備も行っています。

日本では国家資格と別に、3学会合同呼吸療法認定士という認定免許があります。今年で25年目になりますが、日本全体で5万人以上の認定士がいます。愛媛県内での第一回合格者は、県内で8名しかいませんでした（私もその一人ですが・・・）。2020年3月現在では、378名もの認定士が誕生しているそうです。しかし、この数字は四国4県で一番少ない数字です。四国で一番多いのは香川県で、愛媛より100名近く多い472名になっています。このように、愛媛県は「呼吸」に興味ある方が少なく、まだまだ、活動も盛んではありません。呼吸療法認定士の免許取得が臨床の現場ですべて通用するとは限りませんが、個人の知識や技術が向上すれば、それは患者さんやご家族の方のために活かされ、そして日々の臨床が今以上に楽しく感じられると個人的に思っています。

今後、愛媛呼吸リハ研究会では、今まで以上に「呼吸」に興味のある方に対して少しでもお役に立てればと考えています。一人でも沢山の方に我々の勉強会にご参加いただき、臨床での悩みや疑問を討論し、そして愛媛の「呼吸」を盛り上げる一助が出来ればと思っています。宜しくお願いいたします。

愛媛呼吸リハビリテーション研究会　会長　萩森康孝